楽しみにしていた、ウィーンのカフェめぐり。
19世紀のウィーンのカフェは、作家やジャーナリストが集う場所で、現在もウィーンの人達にとって、カフェは生活の一部になっているようです。 まずはHofburgの後に、カフェ・ツェントラルヘ。ここも多くの作家達が通った、由緒あるカフェ。アーチ状になった天井が美しく、人々の話し声が響いてそれがまた心地良いのです。 ここでランチをしましたが、私達のような観光客以外にも、ビジネスマン風の人がパンケーキを食べていたり、手紙を書いているおばあさんがいたり、それぞれの時間を過ごしていました。 日替わりのランチメニューもアリ。 そして、ザッハートルテのCafe Sacherへ。 ザッハートルテの名をめぐって、DEMELと裁判まで起こしたSacher。結局どちらもザッハートルテを名乗っていいことになったそうですが、ザッハーの方は中央にアンズのママレードが入っています。 カフェでは、「"オリジナル"ザッハートルテです♪」と言ってテーブルに置かれました。「オリジナル」を強調。赤を基調とした重厚なインテリアがステキでした。 う~ん、優雅なティータイム♪・・・といきたいところでしたが、Cocoが愚図りだし(><)。大騒ぎにならないうちに外へ出たりで、優雅な時間とはほど遠かったです。トホホ・・・ ついに、念願のザッハートルテをウィーンで! ここでケーキを食べている私を見て夫がCocoに、「Coco~、なんだか苦行してる人がいるよ~」と笑いながら話しています。 そ、そう。この日2回目のケーキ&コーヒーは、すごく胃にもたれ、すごく美味しいケーキだったのに、苦、苦、苦・・・。なのに夫は、「ケーキの食べ放題って行ったことあるぅ?」と笑いながら話してくるので、「ケーキの話は今しないでぇ~(><)!」涙。 「旅行の準備してる時に言ったの覚えてる?カフェは一日4~5軒まわるって・・・(^^)。」 ひぃ~~~、ごめんなさい、取り消しますぅ~(><)。 もっと行きたいカフェはたくさんあったのだけれど・・・断念。 今回はCocoを連れて、初・飛行機旅行。特にトラブルもなく、案外スムーズに動けました。ただ、子連れ旅行はやっぱり色々制限が出てきます。ハンガリーの温泉もそうでしたが、ウィーンでオペラ♪というのも諦めました。音楽の町に行ったのにこれは残念ですが、Cocoが大きくなったらまたいつか! しかしこの旅で、一体何人の人と言葉を交わしたことか!たくさんの人にCocoは話しかけてもらって、写真まで撮られて!日本にいたらきっとこれは無いなー。ここでは「ガイジン」なので、珍しがられて大人気(?)です(^^)。私達も、Cocoを介してたくさんの人と接することができて、旅の一期一会を楽しむことができました。Cocoに感謝です。 ホテルも広い部屋にしてもらえたし、みんな優しいし・・・、子連れ旅行は制限はあるけれど、その反面いいコトもいっぱいです! さて、旅の余韻に浸りながら、アマデウスのDVDでも観ようかな・・・♪ #
by bronnl2
| 2007-06-04 04:05
| オーストリア
ウィーン一日目。
BERVEDERE宮殿内にある、オーストリアギャラリーへ。大好きな絵、クリムトの 『The Kiss』 を観て来ました。この絵を観るためだけに行ったようなものでしたが、他にも色々(ゴッホ、マネ、エゴン・シーレetc.)あって、見ごたえアリ。 『The Kiss』 は大好きな絵で、ポストカードなどは持っていましたが、実物はそれとは全く別物!金の光具合が本当にキレイで、ものすごいオーラを感じました。 他にもクリムトの作品がたくさんあって、ますますクリムトファンになってしまいました。 #
by bronnl2
| 2007-06-03 19:20
| オーストリア
ウィーン観光、まずはハプスブルク家の夏の離宮、シェーンブルン宮殿へ。 外壁は、この宮殿で最も重要な役割を果たした、女帝マリア・テレジアが好んだと言われる黄色でまとめられています。 その娘、マリーアントワネットが15歳でフランス王家に嫁ぐまで、夏の宮殿として育ったのもここ。モーツァルトが6才の時、初めて御前演奏をした鏡の間も見ることができます。 とにかく豪華!世界遺産にも登録されています。 2日目には、Hofburg(王宮)へ。ここはハプスブルク家が13世紀後半から、約600年以上に渡って住居としてきた王宮。 その中の、皇帝の部屋、皇妃エリーザベトのSisi museum、銀器コレクションを見て来ました。銀器はもちろん、後に使われるようになった陶器の膨大な数々。アウガルテンやヘレンド、伊万里のコレクションもありました。 謎解き・・・と思って写真を撮ってきましたが、やっぱり高度すぎる・・・ Sisiの愛称で知られる皇帝フランツヨーゼフの妃、エリーザベト。16歳で宮廷に嫁いだものの、堅苦しい宮廷生活を嫌って、多くの時間をウィーンの外で過ごし、最後はイタリア人の無政府主義者に暗殺されてしまった人。 今回ウィーンに行くまでは、美しい皇妃ということしか知りませんでしたが、その皇妃の数々のエピソード・・・。 その美しい容貌を保つための、並々ならぬ努力。生の子牛肉や、苺のパック、薔薇の花のクリームなどを用いた美顔法や、ダイエット。部屋に器械体操の器具まであるのには驚きました。 でも晩年には極度なダイエットが逆効果となって、踝が腫れたり、栄養失調に・・・。そして最後は暗殺されてしまいます。なんという悲しい結末・・・。 Sisi museumを見ていたら、なんとなく英王室のダイアナ妃を思い出してしまいました。 このHofburgとシェーンブルン宮殿は、必見です。 #
by bronnl2
| 2007-06-03 19:19
| オーストリア
写真は、ずっと見たかったブダペストの夜景。このドナウ川にかかるくさり橋周辺の景色は本当に美しく、世界遺産に登録されています。 到着して、ホテルに荷物を置き、早速町へ。 そこでまず驚いたのは、この地下鉄。 チェコもそうでしたが、共産国当時の名残がところどころに。この無機質なかんじ、ちょっとテクノっぽい? ドナウ川沿いに建つ、国会議事堂。夕暮れ時は、すごく幻想的! 夕食には、ハンガリー名物のパプリカを使ったグヤーシュ、パプリカチキン。暑い季節の冷たいフルーツスープなどを。ラズベリーの物を試しましたが、私達が行ったお店のは・・・甘くて前菜ではなくデザートというかんじ。 夫は大学の時に研修で一ヶ月ハンガリーにいたことがあり、この国のパンを絶賛。 最初は疑っていた私でしたが、たしかに美味しい!上質の小麦が取れる国なので、パンも美味しいのは納得できました。意外な発見。 お店では飲みませんでしたが、TOKAJIワインも買って来ました。世界3大貴腐ワインのひとつ、ハンガリーのトカイアスー。開けるのが楽しみ! しかし、ビールは断然チェコのピルスナーの方が美味しいそうです。(夫、談) 翌日は王宮の丘へ。 2階がカフェになって開放されていて、ここからの眺めは素晴らしいです。 マーチャーシュ教会 色鮮やかな花模様のハンガリー刺繍 ハンガリーの食卓に欠かせないパプリカ ケーブルカーで王宮を後にし、もう一度くさり橋へ。 橋の両端にそれぞれ2匹づついる舌のないライオンが、くさり橋のシンボル。 さて、そろそろ次の目的地へ向かわないと・・・! この切符売り場、旅気分を盛り上げる雰囲気たっぷり! このあたりから、頭の中で『世界の車窓から』の音楽が頭の中をぐるぐると・・・・ 次の目的地はウィーン。 Budapest東駅発19:10。Vienna西駅まで3時間、片道6000Ft(約25euro)。 ハンガリーはヨーロッパでも有数の温泉地ですが、ブダペストは一泊だけだったので、温泉には行けませんでした。・・・と言っても、オムツの取れないCocoを連れては行けないので断念。 この国は通貨がForint、言語はハンガリー(マジャール)語。 9世紀にウラル山脈の東方からやってきたアジア系騎馬民族によって築かれた国と言われ、欧州では珍しいアジア系の国家。今のハンガリーの人たちを見てもアジア系とは到底思えない容姿ですが、名前を姓・名の順で書いたり、日本人と共通する点があります。 だからかな?親日家の人も多く、とても親切にしてもらいました。 #
by bronnl2
| 2007-06-02 20:13
| ハンガリー
先月末からの両親の来蘭中は、まるで真夏のようなお天気が続いていたのに、見送りで空港へ行った帰り道からお天気が崩れ出し、雨だったり肌寒い日々が続いています。2年前の来蘭中も同じ。本当にラッキーな両親・・・☆
さて、久々にのんびり、まったりの週末。週末の食事は簡単に・・という方は少なくないと聞きますが、我が家の場合は週末の方が食卓は賑やかな気がします。・・・と言っても、作るのは私ではなく、我が家のメインシェフ(夫)。マーケットにもよく行くのですが、今週も色々買い込んできました。今が旬の白アスパラをはじめ、マテ貝、ピチピチの鯵が手に入ったので、メインシェフの登場(^^)! 日曜日はなんだか体調がすぐれなかったので、夕方から夫がCocoを連れて散歩に。私は・・・久々の”ひとり”時間。作りたいお菓子がたくさんあるのだけれど、最近、平日はそんな余裕がないので、貴重な時間!産休中のMARYちゃん(元気かなぁ?)から教えてもらった、スフレロールに挑戦。 そして、夜・・・。 まずは写真の白アスパラと、カルパッチョ。オランダの春の味覚、白アスパラは今が旬!”今だけ”をほぼ毎日楽しんでいます。両親が来ていた時も、ほぼ毎日1kgを4人でペロリ。しかし本当に美味しい!オランデーズソースもよくやりますが、結局は塩(fleur de Sel)でアスパラそのものの味を楽しむのが我が家のお気に入り。 カルパッチョはレッドペッパーがきいて、いいかんじ! 二皿目はマテ貝のソテー。 これを食べると、バルセロナを思い出します。バルセロナの市場の食堂で食べたマテ貝が忘れられず、マーケットでよく調達してきます。ガーリックバターでががっと炒めて、パセリとレモンでイタダキマス!これは簡単だしオススメ。見た目は少々グロテスクですが、歯ごたえがあってとっても美味しい。バター醤油もすごーく合います! そして3皿目!今日のイチオシ、パスタ。白アスパラだけでなく、グリーンも美味しい今日この頃。夫考案のレシピは、グリーンアスパラの茎の方を茹でて、クリーム(たまねぎを炒めたものと、パルメザン入り)と一緒にミキサーにガガッとかけてソースを作ります。トロトロにはしないで、少しアスパラの食感も残した緑のきれいなソースが完成。生パスタの上には、アスパラのベーコン巻き!この組み合わせも王道だけれど、やっぱり美味しい。 あ~、このソース、絶品でした!シェフ、やるなぁ・・・! ここまで美味しいものが続くと、デザート担当としてはプレッシャー?!冷蔵庫で出番を待つスフレロールが気になってドキドキしてきましたが・・・案外うまくできました♪MARYちゃんのご指導の賜物です(^^)! あー、大満足の食事でした。「ごちそうさま!」と言うと、「今日は母の日だからねー」と夫。 「えー?私、○○(夫)のお母さんじゃないよぅ??」と言うと、「Cocoの代わりにだよー。」と! ちょっとウルッとしちゃいました。今日は母の日で、日本の母に電話をしたりしていたのだけれど、夫に言われるまで、自分が「母」だとは全く意識せず・・・。 でも、いつもお風呂に入って20時にはパタッと眠るCocoが、なぜか今日はテンション高くお目めパッチリ。結局3人でテーブルを囲んで、楽しく食事ができました。 あーでも、未だに自分が母なのだという実感がないのは・・・どうでしょう。もっとママ業を頑張らないといけないな、と思いました。でも、夫の言葉と美味しいディナー、嬉しかったです! これは土曜日の夕飯。 私がCocoをお風呂に入れている間(普通は逆?)に、ピチピチの鯵がさばかれてこのように並べられていました。昼間は「マーケットの魚はお刺身では食べないよー」と拒否していた私でしたが、ウチの板さんから、「この鯵は大丈夫!」と太鼓判だったのです。 今までにも、夫から合格点をもらったホウボウやマグロもお刺身で結構食べてるケド・・・。たしかに美味しい。 お刺身、タタキ、それにナメロウの3種類。更には鯵の卵と白子もお醤油で煮て、小鉢に入ってました。 すごすぎる・・・。それに、ご飯がすすみすぎてコワイ・・・。 奥に写っているベルギーの白ビール、HoegaardenのRoseが、白アスパラとめちゃくちゃ合うねー!と、夫と盛り上がりました。 両親がパリで買ってきてくれた、チョコレート(La maison du chocolat)も堪能。 美味しい、嬉しい週末でした! #
by bronnl2
| 2007-05-13 23:25
| 日々の出来事
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